2015年5月1日金曜日

ESET Smart Securityでのファイアウォールの設定方法


ファイアーウォール関係の問題が増えた


以前まではパソコンのセキュリティソフトは「ノートンインターネットセキュリティ」を利用していましたが、更新を迎えた今回「ESET Smart Security」に乗り換えしました。

その後、それほど頻繁ではありませんが、以前までは普通に使えていたソフトが動かなくなったり、初めて利用するソフトでも正常に動かなかったりといった状況の場合に、原因をその都度調べてみると結果「ESET」のファイアウォールでの通信遮断が原因であったりするケースが結構増えました。その場合は個別にそのソフトに通信の許可を設定してやる必要があります。

「ノートンインターネットセキュリティ」を利用していた頃は、特に個別に通信許可の設定をせずとも何ら問題なく利用できていたのですが、、、これを、「ノートンが親切設計だったのか、もしくはセキュリティが甘かったのか」、「ESETが不親切設計なのか、もしくはセキュリティが高いのか」は個人的には正直判断出来ません。が、「ESET」ではいちいち設定してやる手間が増えてしまったのは事実なのでその点については非常に残念なところではあります。

ここでは、とりあえず同じように困っている方もいらっしゃるかもしれませんので、ファイアーウォールの個別設定の方法と個別に許可設定してやる必要があったソフトを備忘録的にまとめてみたいと思います。


ESETセキュリティ|キャノンITソリューションズ
http://canon-its.jp/product/eset/



個別にファイアーウォール設定する前に


ちなみに、ファイアーウォールの個別の設定で通信を許可することによってセキュリティが実質甘くなってしまうので、ファイアーウォールの設定の変更は個人の責任の上で行う様お願い致します。

ファイアーウォールの設定を個別に変更するには「実行ファイルを指定する方法」と「対話式で指定する方法」の以下2つの方法があります。

方法その① 実行ファイルを指定する方法

通信を許可する実行ファイル(exeファイル)が分かる場合の設定方法です。

「設定>ネットワーク」にある「ルールとゾーンの設定」をクリックします。

「設定→ネットワーク」
「設定→ネットワーク」にある「ルールとゾーンの設定」
「新規」をクリック

名前には解りやすい好きな名前を、アクションは「許可」にする。

タブを「ローカル」に切り替えて
アプリケーション欄にある「参照」から通信を許可したい実行ファイルを指定して
最後に「OK」を押します。

設定したものがリストに表示されていれば完了です。



方法その② 対話式で指定する方法

通信を許可する実行ファイル(exeファイル)が個別にわからない場合に便利な設定方法です。

「設定>ネットワーク」にある「対話フィルタリングモード」をクリックしてやると通信しようとするソフトがその都度ポップアップ表示され通信の許可・拒否を求めてきます。

「設定→ネットワーク」


「対話フィルタリングモードに切り替え」をクリック


このようなポップアップが通信を試みる度に表示される様になります。


ここで、ポップアップされた通信が許可したいアプリケーションである場合は「アクションを記憶する(ルールを作成する)」にチェックを入れてから「許可」にします。そうする事で許可の設定が次回からも適用される様になります。

ちなみに、ポップアップ表示された通信が全く関係ないアプリケーションであった場合は基本的には「拒否」を押せばポップアップは消えますが、通信を試みる度に表示されますので何度も拒否を押すのが面倒な場合があります。その場合は「このプロセスに対するアクションを一時的に記憶する」にチェックを入れて「一時的」に許可設定として残してやることによって今回の対話フィルタリングモード中は再度表示されることはなくなりますので、目的の通信をしようとしている実行ファイル(EXEファイル)が探しやすくなります。


個別に設定した項目はここから確認する事が出来ます。
「設定>ネットワーク」にある「ルールとゾーンの設定」

「設定→ネットワーク」にある「ルールとゾーンの設定」


間違って許可してしまったりした際はここからその設定を削除等も出来ます。



ファイアーウォールで許可しないと正常動作しなかったソフト一覧




Spinel:PT3等をTVTestでネットワーク配信するソフト
Eye-Fi Helper:Eye-FiのSDカードのファイルを自動でネットワークにアップロードするソフト
Eye-Fi Center.exe:Eye-FiのSDカードのファイルを自動でネットワークにアップロードするソフト
AutoBackup:パソコンに追加された画像、動画をGoogle+のフォトに自動でアップロードするソフト
Games for Windows:Games for Windowsに対応したゲームをするのに必要なソフト。
SuperBeam:AndroidやWindowsとの間でWi-Fi経由でファイル等を同期するソフト。(アプリケーション名はJavaなんたらで登録)


Games for Windowsに関しては対話式で設定しましたが上記の様に3種類許可しました。