項目としては以下③項目になっています。
①使用した機材
②熱収縮フィルムでシュリンク
③熱収縮チューブでシュリンク
①使用した機材
ホットガン
非常に高温の熱を吹き出す工具です。熱で収縮するフィルムやゴムを縮ませたり。シール剥がしや塗装剥がしや物の乾燥などアイデア次第で様々な用途に使えそうです。当サイトでもこちらで紹介しています。
シーラー
熱でとじる機械です。一度開封したポテトチップスの封を再び閉じて密封したりする事も可能です。(参考:「シール」とは、「シーラー」とは何ですか?|富士インパルス)
熱収縮(シュリンク)フィルム
熱で収縮するフィルム。今回使用したのは以下のもので材質はポリオレフィンとなります。フィルムには様々な材質のものが有るようで仕上がりも材質によって異なるらしいのですが、ネットだけで調べるには実際どんな特徴があるのかがわかりにくい上に、またポリオレフィン以外のものを個人が入手するのもとても難しそう(小売が見つからなかった)なのでフィルムの材質について色々深く調べるのは止めた経緯があります。(参考:包装の豆知識|HAKKO)
熱収縮(シュリンク)チューブ
熱で収縮するゴム。釣り竿のグリップ部分に使用する為の製品ですが、バイクのグリップ部分に使うもの等、同じ様な製品がいくつかあります。値段と入っている長さの総合的にこの釣り竿タイプが一番安く購入出来る様です。
②熱収縮フィルムでシュリンク
【goot 熱収縮フィルム HS-2520】
20m巻なので結構な量で使いきるのも大変そうです。 ホームセンターでよっぽど売れ残ってたのかパッケージが色あせていたりと汚ないですが使用には全く問題ありません。 |
シュリンクフィルムの説明書 拡大すれば読めると思います。 収縮熱風温度:90~130℃ 厚み:13.5μ(マイクロ)=0.0135mm(ミリ) 「普通のドライヤーでは使用できない」とありますが 仕様の温度的に行けなくもないかも? |
大体の大きさに切ってシーラーで閉じます。 シュリンクさせた時の空気の逃げ道の為に密封せず若干隙間をあけています。 |
シーラーしたあとの余分な耳をハサミで切り落とします。 シーラーの種類によってシールした瞬間カットされる機種もあるみたいです。 |
ホットガンで収縮後 フィルム自体には適度な弾力があるのでボタン操作には問題ありません。 |
ホットガンで収縮後 画像ではキレイにシュリンクされていますが 最初1回目は熱が高すぎたせいか穴を開けてしまいました |
別のリモコンで、シュリンク後の画像です 個人的にはもっと耳の部分をキレイにカットしたい |
リモコンの形にそってキレイに縮んでいます |
【マイクロソフト ワイヤレス キーボード All-in-One Media Keyboard N9Z-00023】
リビングPC用の普段あまり使わないキーボードをシュリンクフィルム包装してみました。 「押し心地」:柔軟性がありラップを巻いた感じに似ていてちょっと強く押す必要があります。 「耐久性」:タイプしても全く破ける気配がありません。 |
トラックパッドも問題なく操作できました。 四隅のゴム脚はキーボードの面を下においても誤操作しないように後付したものです。 |
【MAQUINO デジタルキッチンスケール 【タイマー機能付き】 ブラック SKS-1136BK】 ガラス天板で大変キレイな「測り」なんですが、指紋跡が目立つのであまり使用しなくなってたものです。 シュリンク包装する事で汚れとか指紋が目立たなくなり気軽に利用出来るようになり、タッチ操作も「測り」の性能的にも問題ありませんが、デザイン重視で購入しておきながらややチープな印象になってしまい本末転倒な気がしなくもないです。 |
上記「測り」を裏から リモコンだとかキーボードの時もそうですが、電池交換の時はフィルムを剥がさないと交換できません、でもシュリンクしたかったのです。満足です。 |
③熱収縮チューブでシュリンク
三脚のパーツの持ち手部分の保護と滑り止めを目的に、あと寒い時の冷たさの緩和も視野に入れて熱収縮(シュリンク)チューブを着けてみます。
【共和(ミリオン) ミリオン熱収縮 ラバーグリップ】
釣り竿のグリップ部分に使用する為の製品ですが、 バイクのグリップ部分に使うもの等、同じ様な製品がいくつかあります。 値段と入っている長さの総合的にこの釣り竿タイプが一番安く購入出来る様です。 |
私が使用したのは35mmのタイプですが、 この製品は口径サイズが異なる幾つかのタイプがあります。 それぞれ収縮後のサイズが異なるようです。 具体的には上記のようになっています。 |
裏面注意書き ホットガンではなくガスコンロを用いた使用方法なども紹介されています。 ※拡大すれば読めるかと思います。 |
【Velbon フリーアングル雲台 V4-unit】 上記の黄色い部分に熱収縮チューブを取付予定。 |
ハサミで大体の長さにカットします。 |
熱収縮チューブは径方向に主に収縮するのですが 長さも若干ながら収縮するらしいので目的の長さより若干長くカットしました |
シュリンク前 まだブカブカなのがわかると思います |
ホットガンでシュリンク後 |
元からこうであったかのような仕上がり。 |
長さが余った分はカッターなどでカットすればOKです。 |
着けてみての感想
「傷防止」、「グリップ力向上」、「ヒンヤリ感の緩和」を目的に取り付けたのですが、実際にやってみて試した結果、保護・滑り止めといった点で目的は完全に果たせました。ヒンヤリ感については無くなりはしませんでしたがある程度は緩和されるようになりました。
何より見た目が最初からついてるもののようにキレイに取り付けられ、機能も向上したので非常に満足です。