ルートアールから充電速度のみならず充電量(電池容量)なども測れるアンペアチェッカーの新型「RT-USBVAC2」が出たので購入してみました。簡単に旧型「RT-USBVAC」との比較も。
RT-USBVAC|USB機器|アクセサリー|ルートアール
http://route-r.co.jp/?p=2012
RT-USBVAC2|USB機器|アクセサリー|ルートアール
http://route-r.co.jp/?p=2233
仕様比較
白い方が旧型 黒い方が新型 |
まずは旧型と簡単に仕様比較から
旧型「RT-USBVAC」 | 新型「RT-USBVAC2」 | |
---|---|---|
電圧測定 | 3V~7V | 3.5V~7V |
電圧誤差 | ±3% | ±1%未満 |
電流測定 | 3.4A以下 | 3A以下 |
電流測定 | ±1% | ±2%未満 |
表示 | 電圧(V) | 電圧(V) |
電流(A) | 電流(A) | |
積算電流(mAh):最大19,999mAh | 積算電流(mAh):最大19,999mAh | |
- | 電力(W) | |
- | 積算充電時間 | |
記録ページ数 | 0~9の10ページ | 0~9の10ページ |
コード | 15cm | 無し |
保証 | 初期不良30日間 | 6ヶ月間 |
色 | 白のみ | 黒のみ |
基本的に測定精度に関してはどちらが優位という程ではなく誤差の範囲だと思います。大きく異なるのは「積算電流」に加えて「電力」と「積算充電時間」も表示出来るようになったことと保証期間が30日間から6ヶ月に大幅に増えた事でしょうか。
後は、コードが無くなったことで端子に差し込んだ際に向きの融通がきかなくなってしまいましたが見た目がスッキリしました。
開封
ラベル | パッケージ |
表面、キャップが付属 | 裏面、段がついてます |
充電器をつなぐ方の端子。 旧型と違いコードがついていないので差し込む時に向きが固定されてしまうので注意が必要になります |
スマホやタブレットをつなぐ方 |
液晶が一見傷だらけに見えますが保護フィルムが貼られています。 見えにくいですが液晶の左下がちょっとだけめくれています。 |
剥がすと・・・ |
こんなに綺麗に・・・よく見ると内部的に汚れっぽいのが見えます が、特に気にする程のものではありません。 むしろフィルム剥がさないで使っても良かったかも。 |
表示項目は上記の通り |
旧型と比較
ディスプレイは旧型に比べて大きく見やすくなっています。 |
旧型は視野角がちょっとずれるだけで見えなくなっていたのが
新型ではほとんどの角度でちゃんと読み取ることが出来るようになりました。
ただ上から見た場合だけ画像のように見えづらくなるのは旧型と一緒です。
|
説明書に記載は有りませんでしたが旧型の方はmicroUSB端子での入力にも対応していました。これによって充電器とUSBコードが一体となっている充電器でも計測できました。 | 数少ない「急速充電2」に対応しているドコモの「ACアダプタ05」、本体とコードが一体で取り外せないタイプですので旧型の様なMicroUSB端子が無いと計測出来ません。 |
※完全に余談ですが、旧型のアンペアチェッカーで急速充電2の速度を計測しようとしてみても急速充電2の速度は出ませんでした(仕様上では計測出来るはずなのですが)、アンペアチェッカーを外して充電すれば急速充電2の速度を確認しました。
その時の確認方法は「Battery Monitor Widget Pro」というアプリを用いました。こまごまとしていてわかりづらいアプリですがアンペアチェッカーを用いなくても結構な精度で充電速度の測定が可能で、グラフとしも残りますので便利です。
また有料のアプリですが無料バージョンもあるのでそちらでも使える機能なのかは未確認です。多分使えたはずですが、興味があったらお試しください。
計測数値の比較
新型と旧型の積算電流(mAh)の数値の誤差を知るべく、新型と旧型で交互に計測してみました。
条件は「満充電の5400mAhのモバイルバッテリーを使用。モバイルバッテリーが空になるまでタブレットを充電した時の電流量を計測。」
旧型「RT-USBVAC」 | 新型「RT-USBVAC2」 | |
---|---|---|
1回目 | 2,655mAh | 2,730mAh |
2回目 | 2,690mAh | 2,734mAh |
3回目 | 2,650mAh | 2,778mAh |
4回目 | 2,559mAh | 2,764mAh |
平均値 | 2,638.5mAh | 2,751.5mAh |
何度か計測してみて分かったのですが、表を見てもわかるように新型・旧型によってバラつきがあるので絶対的な電流量を知るには適さなそうですが、同じ機器であれば何度計測しても意外と誤差が少ないので相対的に比べる用途では結構使えるのがわかりました。
また、新型と旧型のどちらの数値が正確なのかはしるよしもありませんが、個人レベルでは誤差の範囲とも言えると思います。
まとめ
改善点
-電力表示(W)と積算充電時間の表示の追加。-以前より液晶が大きく見やすくなった。
-液晶の視野角がかなり広くなった。
-保証期間6ヶ月と長くなった。
-色が白より黒が好き。
改悪点
-コードがついていないので差し込んだ際に場合によっては液晶が後ろ向きに-MicroUSBの入力が無くなった
総評
以前のタイプを持っている方はわざわざ買い足す程の変化はありません、良くなった部分もありますが悪くなった部分もありますのでご自分の用途次第といったところでしょうか。個人的には旧型の黒があれば新型は買わなかったと思います。おまけ:あると便利なモノ
「USB方向転換器」
100円ちょっとで購入出来ます。USB機器の向きを自由に変えられます。スイッチコネクターとこちらの方向転換器は100円ショップのセリアでも売っている場合があるそうです。
「USBスイッチ付きコネクター」
こちらも100円ちょっとで購入出来る上にUSB端子に差しっぱなしにしておいて必要なときにオン・オフできるので持っておくと良いかも。USBライトとかのスイッチとして使うなど活用範囲も広いです。