すき間ケーブル
屋外にあるBSアンテナから屋内に配線する時に使う「すき間ケーブル」、安価なモノでは1500円程から購入出来るものもあるのですが、レビューを見ているとどの商品も耐久性に問題がありそうでしたので、すき間ケーブルとしてはちょっと高めの3,500円程の日本アンテナの製品を購入したので開封レビューです。
日本アンテナでは「
CF75」という外装が樹脂製の商品と「
CF-75F-SP」という外装が亜鉛合金製の商品があるのですが、今回、配線に使用したのは「
CF-75F-SP」です。
「
CF75」についても、カタログ上からは「
CF-75F-SP」との違いが全くわからなかったので、興味本位と万が一の時の予備用として購入致しました。質感や見た感じの耐久性などを比べながら見てみたいと思っています。
あまり需要は多くない商品かとは思いますが、画像から質感などが伝わればなと思います。ほぼ画像中心です。
「CF75」
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パッケージ前面 |
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パッケージ裏面 |
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パッケージ内容全部。すき間ケーブル本体、防水キャップ、窓枠用両面テープ、木ねじ |
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裏側には両面テープが貼り付けられています。両面テープにはねじ用の穴もきちんとあります。 |
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外装は樹脂製。 |
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防水キャップを付けた所。防水キャップには最初穴が無いので通すコードの太さ(5C、4C、3Cのガイド付き)によって通すときにハサミで切って穴を開ける必要があります。 |
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コードの質感はプラスチックのようなツルツルした手触りですがゴムのような柔軟性もあります。ゴムの様と言っても引っ張っても伸びる訳ではありません。柔軟なので配線しやすいです。耐久性に関しては触っただけでは何とも言えません。 |
「CF-75F-SP」
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パッケージ前面 |
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パッケージ裏面 |
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パッケージ内容全部。CF75との違いは黒のビニールテープの有無のみ。 |
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コードの質感は金属でいかにも劣化しにくそう。CF75と較べてかなり張りが強いので実際の施工難度はこちらの方が高いです。サッシの枠に沿って変形させる時は折り曲げる(鋭角すぎると断線しそうなので気持ち折り曲げる程度にしました)事になるので、後になってから曲げる位置をずらしたい場合は難儀します。最初にある程度位置をしっかり決めてから施工しないと後悔しそうです。 |
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外装は金属で作りはしっかり。ステンレスの木ネジは最初からはまっていますが外す事も出来ます。 |
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きちんと型どられた両面テープが貼られていますが、テープには木ねじが通る穴はありません、実際ネジを通す時に両面テープが浮いてしまいました。CF75同様にネジが通る穴を空けておいて欲しかった。 |
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中国製 |
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グレーのキャップで保護、細かいです。 |
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防水キャップ無し |
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防水キャップをはめた所。防水キャップには最初穴が無いので通すコードの太さによって通すときにハサミで切って穴を開ける必要があります。 |
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窓枠用両面テープ(左)とビニールテープ(右)。ビニールテープは防水キャップと通したコードの固定に使う。 |
実際に配線してみて
金属製の方の「
CF-75F-SP」を実際に配線してみて思ったのが、強度に関しては全く心配無し、文句無しです。配線の際若干曲げにくく感じる事はありましたが、強度との裏返しと思えば納得できます。これで断線したら仕方ないと諦められるほどしっかりした作りだと思います。
一応開け閉めの少ないサッシに取り付けましたが、普通に開け閉めする程度であれば恐らく何度開け閉めしても断線しないと思います。それ程丈夫です。
また、このすき間ケーブルを経由する事によってアンテナの感度に一切変わりはありませんでした。その点も安心です。
安いものを買って断線の心配をしたくないと思い製品を選んでいましたので、購入し実際に手に持って、配線してみて非常に満足しています。
唯一不満を上げるとすると、安心を求めて日本のメーカーの物を購入したのですが、パッケージのどこにも保証書なる記載が無かったと言うことでしょうか。購入直後の初期不良の交換は販売店を通して出来るとは思いますが、その後の不良に関してサポートが受けられないのは心配です。
製品自体の性格からして当然なのかもしれませんが若干不安に感じます。
最後に、「
CF75」と「
CF-75F-SP」両方触った上でどちらかをお勧めするかと言われましたら、その時の双方の値段差にもよるとは思いますが、やはり最初に気をつけて配線してしまえば後は心配する恐れがほぼ無い点、また、これ以上のものは無いであろう「
CF-75F-SP」を私はお勧めしたいと思います。