正直ちょっと怪しい
今までのカメラ撮影の照明はデスクライトのZ-Lightを使っており、私の用途ではそれで必要充分でした、しかし可動範囲に限界があるのであとちょっとかゆいところに手が届く照明が1個欲しくなり探していた所、見つけて購入したのが「NEEWER ハイパワー 160 LED ビデオライト」。購入前からちょっと感じてた怪しさと供に選んだ理由は一体何なのか、写真を中心に簡単にレビューしてみます。
※購入当時はNEEWER表記でしたが最近見たところメーカー名がBestlightに変更されておりました。販売しているのは変わらずNeewer_Directの様です。2015/02/20追記。
購入まで
まず最初に、「LED 160灯」をキーワードにアマゾンを検索していたのですが、どうやら「YUNGNUO LED照明160灯」とか「NEEWER CN-160 LED ビデオライト」辺りが3,500円前後とお手軽で売れ筋のよう。しかし、それら2製品よりも安い上に、本体にもシューアダプタにも三脚穴があるという点が非常に魅力的に感じ、本体部分の差はどれも安いものなので大して差はないだろうと言うことで「NEEWER ハイパワー 160 LED ビデオライト」を購入いたしました。
先に挙げたNEEWER製品とも形状が若干違っており、一応別バージョン?的な位置づけらしい模様。
購入してみたものの、購入前からちょっと怪しいところがちらほら。まず第1にアマゾンのレビューにあったのが、NEEWERと謳っていながらパッケージには一切NEEWERとの記載が無いとの事。
第2にそもそもNEEWER自体知らない(無知なだけかも)。
YUNGNUO製、NEEWER製だからといってそれらのメーカーも安心って訳でもなく、元々知らないメーカーなので、ちょっと怪しさは漂ってはいたのですが、失敗をある程度覚悟し、送られてくるのを待つのでありました。
一体どんな製品が送られてくるんでしょうか。まずは開封・外観レビューから。
無知なだけでした、NEEWERは米アマゾンでもの凄いレビュー数!評価も高い。 日本とは違いYONGNUOは下の方にありました。お国によって定番って違うんですね。 それよりも2個目と3個目の製品の写真、今回購入した製品と全く一緒なんですけど!!! |
パッケージと同梱品
パッケージ前面、前情報通りNEEWERの文字なし |
NEEWERの文字なし |
こっっちも無し |
パッケージ内容これで全部です。必要十分です。 ※本体枠が汚いですが後で拭いたら綺麗になりました。 |
LEDライト本体について
裏面、電池蓋外した状態 |
裏面、電池蓋装着 |
電池蓋の形状 |
LED部(縦に10個、横に16個、合計160個) |
LED部 斜めから |
LED部 斜めから拡大 |
LED部 拡大 |
更に拡大 |
本体に三脚穴。これ目当てでこれを購入。 余計な部品を付けずに三脚に付けられてスッキリ。 ※本体枠が汚いですが後で拭いたら綺麗になりました。 |
シュー雲台の裏にも、本体裏にも三脚ネジ穴。 |
本体のみ 177g |
本体+eneloop電池6本 333g |
本体+eneloop電池6本+フィルター 353g コンデジの重さが200g前後と考えると結構な重さになります。 |
付属のフィルターについて
付属のフィルター白。光を拡散させる |
付属のフィルター紫。血色を良くするとか、人物撮影に良い? |
付属のフィルターオレンジ。 |
電池容量チェック機能。明るさで判断出来るので無くてもいい機能かな。 |
電池を入れるのにコツが入ることに注意が必要です。
アマゾンのレビューで電池を入れても光らなかったという方がいましたが、最初入れる時にカチッとハマる位置があるのですがうまくはまっていないと光らない事がありました。
使用中にずれて光らなくなるといった事は今のところありません。
しっかり最初に入れてしまえば特に問題はなさそうです。
ホットシュー雲台について
カメラシューに載せる雲台。拡大するとわかると思いますがかなり汚いです。 拭いても取れない汚れ。そしてとても小さくて華奢。 正直このシュー雲台には期待しないほうが良いですし、 私も購入前から使う予定ではありませんでした。 |
「リップ」と「HAKUBA 自由雲台 BH-1」と「シュー雲台」の大きさの比較。 |
「HAKUBA 自由雲台 BH-1」は普通の自由雲台です。ホットシューの雲台とは厳密に異なる物ですが比較用です。このBH-1という自由雲台は一番安い方の部類(1000円ほど)の小さめの雲台です。それと比べてもLEDライト付属のホットシュー雲台と言うんでしょうかこれは、更に小さくて華奢で頼りないです。カメラのシューアダプタに付けるのを考えるとこれ位小さくないとダメなんでしょうかね。
ちなみに雲台とシュー雲台の重さの比較は以下
「付属のシュー雲台」34g |
「HAKUBA 自由雲台 BH-1」93g |
このホットシュー雲台の固定力について見ていきます。
三脚の上にシュー雲台を付けてテスト |
この状態で軽く揺らしても一応は保持。 激しく揺すったらずれます。 |
一応は固定。 |
付属のホットシュー雲台は必要最低限と言ったところでしょうか。個人的にはカメラのシューにつけて使うつもりもなく、三脚に付けて使用する予定だったので重要視しなかったパーツではありますが、機能としては一応保持できるといった最低限なもの。期待して使うとなると作りも見た目も能力も非常に残念に思うかもしれません。
とは言っても、最低限の固定力はありますので壊れるまで特に代替品を買う必要は無いと思いますが、もし壊れてしまった場合でも
こう言ったパーツを購入すれば流用出来ますし、固定する力もアップするメリットもあるでしょう。
こういうところも本体に三脚穴が開いているメリットではないでしょうか。
明るさ実験
カメラはマニュアルで設定は固定して撮りました。だいたい見た目通りに撮れたんではないかと撮影中思っていたのですが、写真を見ると思ったより明るく写っているかなとも思いました。
恐らくですが、写真では、照明で照らされた部分しか写っていないので、光の当たらない手前側の暗い部分が見えなくなっている都合で明るく感じたのかも。
よって明るく照らされた部分の明るさの参考にはなっているかとは思います。
真っ暗な状態(隣の部屋の灯りはついてました) |
部屋の明かりをつけた状態 |
ライト最小 ※無段階で最大まで明るく出来ます。 |
ライト最大 かなり強い |
ライト最大 上に向けて |
ライト最大 斜め上に向けて |
ライト最大 向こう正面に向けて |
電池持ち実験
これは見た目に感じたとおりの明るさにするのが非常に難しかったです。カメラをマニュアルにして設定を固定して撮っていたのですが、最初まだライトが明るい時に設定したものが、暗くなるとその設定のまま撮っても実際よりも暗く写りすぎてしまうし、見た目通りに撮ろうとして設定を変えてしまうと比較にならないだろうしと。
設定は固定でマニュアル撮影したものに、実際に感じた明るさをコメントで補足していこうと思います。電池はeneloop6本を満充電したものを利用しています。
開始時のもの、写真では実際より明るく見えます |
開始から30分、開始時と変わらず、写真では実際より明るく見えます |
開始から1時間、開始時と変わらず、写真では実際より明るく見えます |
開始から1時間半、ほんの少し弱まる、写真では実際より明るく見えます |
開始から2時間、使えるレベルとしてはここまでかな、実際より暗く感じます |
開始から2時間半、ライトとして使うには無理なレベル、実際よりかなり暗く感じる |
開始から3時間、もう使う意味がない程、実際よりかなり暗く感じる |
eneloop使用だとこんなかんじです。
開始から1時間半までなら明るさはほぼ変わらず、利用としては2時間までが限度でしょうか。
換えの電池を用意しておけばまだまだ使えますし充分だと思います。
まとめ
-光量は充分で実用的、2台目、3台目にも使える。
-ライトに三脚直付は非常に便利。汎用性◎
-シュー雲台の耐久性がちょっと心配だがもし壊れても替えがきくし値段を考慮すると○
個人的に安っぽいと思ったのはシュー雲台だけで本体は別に高級とも安っぽいとも思いませんでした。正直NEEWERの製品かどうかすら怪しいこの製品ですがこの手の製品は若干の違いはあれど似た製品が多いので元を辿れば同じ工場なのかなとも思います。(個人的見解です)
ライトに直接三脚穴があるという点を重要視し、安っぽいホットシュー雲台を許容出来るならば買いだと思います。現時点では、もう一台欲しいと思った時はまたこれを買うと思います。